肌バリアについて

皮膚は、三層の構造で成り立っています。
その三層とは、表面の方から表皮、真皮、皮下組織と呼ばれる肌組織です。
皮膚は全体を通した厚さが大人で約2mmといわれています。

一番外側に位置する表皮は極めて薄い組織で、約0.2mmしかありません。
表皮は複数の層に分かれていますが、表面は皮膚膜で覆われ、「角質層」「顆粒層」「有棘(ゆうきょく)層」「基底層」という層で構成されています。

皮膚細胞は、一番下の基底層で生まれます。
それが、外側の角質層に向かって成長していくことで、古い細胞が表皮の角質層を形成します。

この角質層を形成している肌細胞は、基底層から上部へ移動してくる際に細胞としての機能を失い、ケラチン線維だけになっています。

セラミドは、この角質層の細胞をつなぐために、接着剤のような役割を果しているのです。

角質層の表面には、皮脂が薄い膜をつくっています。
皮脂膜と呼ばれるこの膜は、細菌などの異物が外部から侵入するのを防ぎ、肌の水分を抑制して保湿する役目を持っています。
この機能が皮膚のバリア機能と呼ばれるものです。

皮脂膜は一次バリアとしての役目を果しますが、二次バリアとしての役目を果すのは、
表皮の角質層に存在する細胞間資質です。
ここに存在するのがセラミドです。

角質層は外側から徐々に剥がれ落ちていき、新しく角質層が生成されます。
と同時に、基底層で新しく細胞が生まれるというサイクルが繰り返されるのです。

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セラミドについて

「セラミド」は、化粧品などコスメ関連でよく聞く言葉ですが、
具体的にどのようなものでしょうか。

セラミドは、先に書きましたように、肌の最も外側に位置する角質層の細胞間に存在する細胞間脂質の主要成分です。
角質層は、肌バリアの役目を果し、肌を守っている大変重要な部分ですが、
それをしっかりと維持するため、角質層の細胞と細胞をつなぐ重要な役目を果しているのがセラミドです。

角質層が充分なセラミドで満たされていると、バリア機能がよく働き、
外部からの刺激性物質や細菌などの侵入物で肌荒れするということがおこりにくくなります。

セラミドは脂質ですので、油の一種なのですが、油となじみやすい親油基と水になじみやすい親水基の両方を持っています。
セラミド分子の親水基の部分は、親油基同様、整列し層を成しています。
この部分で水分を蓄える役目を果していますので、セラミドは大きな保湿効果を持っているのです。

角質層が充分なセラミドで満たされていると、肌表面も潤いキメが整っています。

しかし、セラミドが生成されるのは、20代がピークであるとも言われ、
加齢によって、少しずつ減少していきます。
セラミドが不足すると、肌荒れや乾燥肌を起こしやすく、しわ、たるみの原因にもなります。
また、肌の老化も進みやすくなります。

セラミドは、加齢の他、空気の乾燥や、ストレス、疲労、睡眠不足、紫外線なども減少の原因となります。

肌トラブル発生の際には、セラミドを外側から補うと同時に、このような外的要因をできる限り取り除くことも大切です。

セラミドによる乾燥肌対策

セラミドが持つ肌バリア機能の1つが保水効果です。
セラミドが角質細胞と角質細胞の間に位置し、接着剤の役目を果すというのはすでに書いたとおりですが、
その角質細胞と角質細胞の間には、セラミド分子が同じ性質の部分同士を向き合わせ、
整列し層を成しています。

セラミドは、油となじみやすい親油基と水になじみやすい親水基の両方を持っていますが、
親油基、親水基両方が規則正しく並び、
セラミド分子の親水基の部分が集まって層を成すことで、角質層に水分をたくわえることができるのです。

セラミドは、角質細胞間に存在する脂質の約50%を占めると言われていますが、
このセラミドが水分を保持しているのです。

水分量が20%以下になると乾燥肌と言われる状態となります。
セラミドが減少すると肌の保水力低下を招き、乾燥肌などのトラブルを引き起こすこととなります。

セラミドは、ストレス、疲労、睡眠不足、紫外線、空気の乾燥なども減少の原因として挙げられますが、
もっとも大きな原因が加齢によって減少するというものです。

歳をとると、肌が乾燥しやすくなるといわれますが、
その肌の乾燥は、セラミドが減少したことによる保水力の低下が考えられます。

逆に若年層で多く見られる乾燥肌のトラブルは、上に挙げましたストレス、疲労、睡眠不足、紫外線、空気の乾燥などが原因による
セラミドの減少とよるものという可能性があります。

これらの原因に対して対策すると共に、セラミドが配合された美容液などでケアすることも大切です。